西武からソフトバンクにFA移籍した山川穂高の「どすこいパフォーマンス」が、大きな反響呼んでいる。
2024年2月28日の練習試合・西武戦に「4番・指名打者」でスタメン出場。1点差を追いかける初回2死一塁で対外試合初登板となったドラフト1位左腕・武内夏暉の甘く浮いた変化球を振り抜き、左中間席へ運ぶ逆転2ランを放った。ダイヤモンドを一周すると、西武時代からおなじみだった本塁打後のパフォーマンス「どすこいポーズ」を披露。スタンドが盛り上がった。
SNSでは賛否両論
山川は23年シーズン、自身の不祥事で17試合出場にとどまり、ノーアーチ。故障者特例措置が適用されて取得したFA権を行使し、ソフトバンクに移籍した。この移籍劇に批判の声が多かったが、結果を積み重ねて信頼を取り戻すしかない。古巣・西武戦で「どすこいパフォーマンス」を披露したことに特別な意味はなかったかもしれないが、SNS上では「メンタルが強すぎる。よくできるよな」、「西武ファンとして良い気持ちはしないけど、ルール違反ではないし神経を尖らせるほどのことではない」など賛否両論の意見が。
西武の球団関係者は「別に何とも思っていませんよ。挑発されているわけではないですしね。山川に限らず、公式戦で抑えて、パフォーマンスをやらせないようにすればいいだけです」と平静を装う。西武の強力投手陣が、強敵として対峙する山川をどう抑えるか。シーズンの大きな見どころになりそうだ。(中町顕吾)