宅配ピザ大手「ピザーラ」の配達員とみられるドライバーが山口県内の道路でバイクを蛇行運転している様子を後ろから撮った動画がX上で取り上げられ、波紋が広がっている。
ピザーラを展開するフォーシーズ(東京都港区)は2024年2月28日、「事実を確認中です」と取材に答えたうえで、「あってはならないことで、分かり次第、厳正に対処します」と述べた。
片側1車線いっぱいに、計10回ほどバイクをくねらせ
お馴染みのピザーラのロゴをデザインした宅配ボックスを荷台に乗せたバイクが、交差点内で蛇行運転を始める。
ドライバーはヘルメットを被っているが、片側1車線いっぱいに、計10回ほどバイクをくねらせて走っている。画面には、「ピザーラ詰み」とのコメントが12秒ほどの映像中に表示されていた。
この動画は、2月27日に「爆サイ.com」(@bakusai_com)のXアカウント上で取り上げられ、次々に転載されて拡散している。
ネット上では、蛇行運転をしたとみられる山口県内の道路が特定され、その配達区域のピザーラ店舗ではないかと指摘されている。グーグルのストリートビューからも、建物など周囲の風景が一致することが確認された。
20年6月に施行された改正道交法では、蛇行運転が後続車などへのあおり運転とみなされれば、妨害運転罪に問われる可能性がある。この罪では、免許取り消し処分のほか、交通の危険を生じさせた場合、5年以下の懲役または100万円以下の罰金と厳しい処罰が下される。