「はじめの一歩」で知られる漫画家の森川ジョージさんが2024年2月28日、ドラマ「セクシー田中さん」(日本テレビ系)の原作者で漫画家・芦原妃名子さんが急死したことをめぐり、メディアミックス化する際の契約書についてXで私見を投稿した。
同ドラマをめぐっては、芦原さんとドラマ制作陣の間でトラブルがあったとみられており、日本テレビは公式サイトで26日、社内特別調査チームが23日に調査開始したと発表している。
「根幹を変えない契約書とはなんぞやという気がする」
森川さんは27日、日本テレビが26日の定例会見で芦原さんとの契約書について「包括的な、法的な契約書はあるが、細かい約束事を契約文書で取り交わしているわけではない」などと説明したと報じた記事を引用し、
「かばうつもりはないが、改変無しのメディア化はあり得ないし、根幹を変えない契約書とはなんぞやという気がする。それを言語化し書面化することができるのだろうか」
などと疑問を呈した。28日には更にこのポストを引用し、
「例えば『ファンをガッカリさせないでほしい』と自分はメディア化の際約束してもらいました。このフワッとしたお気持ちをどう書面化するのか、という意味です 『ガッカリ』は数値化するのが難しく基準が原作者の主観に頼るため代理人が全て理解して書面化するのは不可能です。そうすると包括的な言い回しになりそれは著作者人格権でカバーできるものとなります」
などと補足。続く投稿では「これからの新人さんへ」として、
「ギャラの発生の有無、額面に対してはなるべく書面にて確認し交渉、納得するのがいいでしょう。メディア化に際してのお気持ち表明をしたいなら、自分には契約書を超える最高権利があると自信を持って臨むといいですよ」
とアドバイスを送った。これらの契約書に関するポストには多くの「質問や提案」が寄せられているといい、森川さんは「この件についてはもう控える」とした上で、「でもこれからの新人さん達は別だよ」「匿名ではなく素性がわかるようにして個別にDM等で話しかけてね。頼りないかもしれないけど僕でよかったらね」と呼びかけている。
このペケートに対して森川は契約書に懐疑的という意見が散見されますが、契約書を作るとしたらどんな文言が適当なのか考えてのペケートですよ。
— 森川ジョージ (@WANPOWANWAN) February 27, 2024
例えば「ファンをガッカリさせないでほしい」と自分はメディア化の際約束してもらいました。… https://t.co/RyG7mEl7TZ
「契約書無しはあり得ない、森川は無知」
— 森川ジョージ (@WANPOWANWAN) February 27, 2024
言われるのはいいです。
色々考えるキッカケになれたら幸いです。
【これからの新人さんへ】
ギャラの発生の有無、額面に対してはなるべく書面にて確認し交渉、納得するのがいいでしょう。…
契約書関係のことになると質問や提案が止まらないな。
— 森川ジョージ (@WANPOWANWAN) February 27, 2024
丁寧に説明してきたけどキリがないし時間もない。
この件についてはもう控える。
でもこれからの新人さん達は別だよ。
ここ数日数人からDMで質問や相談がきているよ。
その人達はちゃんと礼儀正しく素性を明かした上で話しかけてくれた。…