河野太郎デジタル相が2024年2月27日、Xを更新し、自身のネクタイに刺しゅうされたマークについて、新聞記者から「これ何のマークですか」と尋ねられたことに驚きをあらわにした。
国政選挙の党首討論会で見かけるロゴ
河野氏は27日、青地に白い刺しゅうマークの入ったネクタイの写真を添え「今日、たまたまこのネクタイをしていたら、新聞記者さんたちからこれ何のマークですかと聞かれて、驚いた」とつづった。
河野氏のネクタイに刺しゅうされていたのは、「N」「K」「C」のアルファベットを横一列にあしらった丸いマーク。答えは東京・内幸町の「日本記者クラブ」のロゴマークだ。
1969年に日本新聞協会・NHK・日本民間放送連盟(民放連)の会長3人が設立発起人となって創設された日本記者クラブは、記者会見の開催を主軸に、会見場の提供や報道のための勉強会などを行っている。
国政選挙のたびに行われる主要政党党首による党首討論会が開かれるのも日本記者クラブ。会見場の背景にも同じマークが大きく配置されている。討論中に目にすることも多い。
河野氏は22年9月、マイナンバーカードの普及事業「マイナポイント」をめぐる会見を日本記者クラブで行っている。21年9月に日本記者クラブが主催した自民党総裁選の公開討論会にも登壇している。
また、日本記者クラブが入居している日本プレスセンタービルには、日本新聞協会をはじめ、地方紙を中心とした多くの新聞社がオフィスを構えている。
このように、日本記者クラブのロゴマークは記者らにとっては馴染み深いもののはずだった。