「来年は中谷選手との王座統一戦の話が出てくると」
今後のバンタム級戦線は、4人の王者による王座統一戦の方向に向かっていくのではないかと予想。理想は井上、中谷ともに2団体王座を統一してから4団体王座統一戦を行うこととした。スポーツ紙の報道によると、井上は次戦、兄・尚弥が5月6日に東京ドームで予定している試合の前座に出場する見込みで、石田匠(井岡、32)との指名試合になる。
金平会長は「井上拓真選手は激闘の後にあまり時間を置かずに次の防衛戦がある。盛り上がっていけば来年は中谷選手との王座統一戦の話が出てくると思います。お互いに2つのベルトを持って対戦するのが理想的。日本のボクシングが盛り上がるのは良いことですし、井上拓真選手と中谷選手が対戦しない理由は全くないと思います。現状、井上尚弥選手以外のマッチメイクで1番盛り上がるのはこの2人でストーリー性もある」と分析した。
バンタム級には日本の実力者が多数存在し、5月4日にWBOアジアパシフィック・バンタム級王者・西田凌佑(六島、27)が大阪でIBF王者ロドリゲスに挑戦する。西田が王座を獲得すれば、世界バンタム級に3人の日本人王者が君臨する。他にも那須川天心(帝拳、25)や武居由樹(大橋、27)らが世界王座を狙っており、今後の動向が注目される。