任天堂の人気家庭用ゲーム機・Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)の後継機をめぐる日本経済新聞の報道に、注目が集まっている。
報道から一夜明けても任天堂からの発表がないことから、ネット上では「眉唾では」などと冷ややかな目線を送るゲームファンが多いようだ。記事を紹介したXのポストには、投稿に背景情報を追加する「コミュニティノート」もつけられた。
社長会見では「7年目としては非常に堅調」
ニンテンドースイッチの後継機をめぐっては、2024年2月26日夜、日本経済新聞がウェブサイトで「ニンテンドースイッチ後継機、2025年3月にも発売へ」と報じた。2月27日朝刊の1面にも掲載された。
記事によれば、「スイッチ同様に据え置き型と携帯型の両方の特徴を備えたゲーム機となる見通し」だという。
SNSでは、実現すれば8年ぶりとなる新型機種の発売について「いよいよSwitchの後継機かぁ!!」「switchの次世代機楽しみだ」などと期待する声が上がった一方、「信用ならない」とする声も目立つ。
報道から一夜明けた27日午前10時時点で、任天堂側からの新情報の発表はない。日経以外の新聞社やニュースサイトについても、日経報道を引用しているゲーム情報サイトなどを除き、新型機種の動向を報じる「追いかけ」記事は見当たらない。
また、任天堂の古川俊太郎社長は24年2月のオンライン記者会見で、ニンテンドースイッチについて「(発売から)7年目としては非常に堅調だ。24年もスイッチを主軸にビジネスを続けていく」などと語っている。
古川社長は23年5月に行われた23年3月期決算説明会の質疑応答で「ゲーム専用機を長く楽しんでもらえる環境を作っていきたい」と語るなど、あくまでもニンテンドースイッチを主軸とした開発を進める意向を明かしていた。