松屋は「ポーランド風ミエロニィハンバーグ」を、2024年2月20日に発売した。先日話題となった、ジョージアの郷土料理「シュクメルリ鍋定食」に続いて、日本では珍しい外国料理の商品化だ。
北海道・東北、関東、中部地方の48店舗限定で食べられる。松屋フーズに、ポーランド料理を販売するきっかけを取材した。
「懐かしさを感じる家庭の味」
「ポーランド風ミエロニィハンバーグ」の発売翌日、X(旧ツイッター)で、駐日ポーランド共和国大使館アカウントがこう投稿した。「素晴らしいアイデアです。私たちもぜひ食べてみたいと思います!」。そこには、料理の画像が添えられていた。これに松屋公式アカウントが反応。「ポーランド共和国大使館の皆様!!ご来店お待ちしております」と返信した。
「ミエロニィハンバーグ」のポスターには、「ポーランドも認めた!懐かしさを感じる家庭の味」とあり、煮込みハンバーグのような見た目。そこにソーセージやマッシュルームが添えられている。松屋フーズ広報に聞くと、ハンバーグソースについて、こう説明した。
「ポーランドの料理の味付けをベースとしながらも日本のごはんにあうように、豚脂の豊かな味わい、ヨーグルトの爽やかでありながらクリーミーさ、オールスパイスの香り、マッシュルームの香りが特徴です。しょうゆと、ほんのわずかなカレー粉の絶妙なスパイス感が出るように工夫しております」
ソースやサラダにヨーグルトソースを使うことは、ポーランドではポピュラーな料理法だそうだ。
きっかけはポーランド大使館からの連絡
松屋でポーランド風の料理を提供することになった経緯は、「ポーランド大使館からご連絡をいただいたことがきっかけ」と答えた。今後、人気が出れば「全国販売する予定」と述べた。
ポーランド風ミエロニィハンバーグ定食はライス・みそ汁サラダ付きで930円、ライス・みそ汁付きは830円となっている。