「依存症患者の多くが選ぶ」と医師も指摘のストロング系酎ハイ 一部メーカーが撤退の動き、厚労省ガイドラインで注目集まる

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医師らは「何とかしないと」「非常にリスク高いことは実感」

   ストロング系酎ハイについては、基本計画を巡って議論した厚労省のアルコール健康障害対策関係者会議で、医者らの委員から厳しい声が相次いでいた。

   議事録によると、20年9月4日の会議では、ジュースのような缶のストロング系酎ハイはコンビニで 200 円あれば買えてしまうとして、「これは何とかしないと」と危機感を訴える声が出た。また、別の声として、依存症を診ている医者と話をする機会があり、ストロング系は「ノックアウトされる」という表現を患者たちが使うとの報告も出ていた。

   23年7月5日に行われた厚労省の飲酒ガイドライン作成検討会では、座長の松下幸生国立病院機構久里浜医療センター院長が「依存症の患者さんは多くの方が9とか、かなり高いアルコール度数を選んでいらっしゃるので、非常にリスクが高いということは我々もふだんから実感しているところです」などと述べていた。

   アルコール依存症患者との関係がクローズアップされたことで、今後さらにストロング系のあり方が議論になりそうだ。

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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