天皇陛下が注目した「AIと水」 能登被災地支援への活用に期待感...誕生日会見で触れる

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AI活用の水再生システムが「厳しい状況にある被災者の方々の助けとなっています」

   科学技術の進展にも言及。2月17日にH3ロケットの打ち上げが成功したことなどに触れる中で、被災地でも活用されるAIの技術にも話題が及んだ。

「生成AIなどAIの技術の進展が注目されてきていますが、能登半島地震の被災地では、日本の優れた水処理技術とAIを結びつけた、自律制御型のポータブル水再生システムの活用により、入浴や手洗いのサービスが提供され、厳しい状況にある被災者の方々の助けとなっています。こうした取り組みは、若い人たちが中心となって設立した企業による取り組みと聞きました。全国各地から駆けつけたボランティアの活動を含め、若い人たちのこうした活力が、我が国の新しい可能性を切り開いていくことを期待したいと思います」

   被災地では、東京都内のベンチャー企業「WOTA」が開発した屋外シャワーが活用されたことが知られている。AIで水の汚れと量を測定して効率的にろ過することで、シャワーで使った水の98%の水を再利用できる循環システムを備えているのが売りで、断水が続く地域で重宝された。100リットルの水で、約100人がシャワーを利用できるという。天皇陛下は「水」にまつわる問題をライフワークにしていることで知られており、記者会見では、このシステムについて言及した可能性がある。

(J-CASTニュース編集部 工藤博司)

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