破裂した衝撃で、庫内のガラスプレートが破損したケースも
製品評価技術基盤機構(nite)でも、生卵やゆで卵などを電子レンジで加熱したことによって、卵が破裂した事故が起きているとサイト上などで注意を促している。
ところで、爆発卵とも言われる現象によって、レンジ本体まで壊れるようなことはあるのだろうか。
同機構の製品安全広報課は2月22日、J-CASTニュースの取材に対し、過去の事例にそのようなケースがあることを明らかにした。
例えば、18年11月4日に奈良県内で起きた事故例では、レンジでゆで卵を含む調理物を加熱したところ、「ゆで卵が破裂した衝撃により、庫内のガラスプレートが破損した」と推定されるとした。なお、レンジの取扱説明書には、「生卵やゆで卵、目玉焼きは加熱しない。破裂した衝撃で庫内が破損する恐れがある」などと記載されていたという。
レンジが壊れることについて、製品安全広報課では、こう話した。
「庫内の底面が割れたほど、すごい爆発力があったことだと思います。卵などが当たって打撲や骨折というケースはあまりありませんが、体に付着してやけどを負うといった事故事例は多く報告されています。うっかりして...ということはあるかもしれませんが、レンジの取扱説明書を読んで、調理してはいけないものを確認するようにすることが大事だと思います」
(J-CASTニュース編集部 野口博之)
卵をレンチンすると爆発するのは知っていたけど、爆発力で扉を開け部屋中に卵をぶちまけ、レンジを完全破壊するほどの威力とは思ってなかった。 pic.twitter.com/KCcqVKPJcI
— けくめね???? (@miitara37) February 21, 2024