【2025年卒就活生】2月1日内定率、24%のハイペース 専門家がアドバイス「焦る必要全くナシ」「生成AIは壁打ち相手に」

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企業の採用意欲高い、じっくりスケジュール確認

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さあ、面接頑張ろう(写真はイメージ)

   これほど早いペースで始まっている就職活動、焦らずに自分に合った会社を見つけるにはどうしたらよいか。J-CASTニュースBiz編集部は、調査を行なった「就職みらい研究所」の栗田貴祥所長に話を聞いた。

――2025年卒の大学生の2月1日時点内定率が約24%と過去最高になっていますね。こんなにスピードアップした理由はどこにあるのでしょうか。

栗田貴祥さん 現行の就活スケジュールとなった2017年卒以降、最も高い数値となりました。これは企業側の採用意欲の高さから、選考、内々定・内定出しのスケジュールが前年よりも前倒しになっており、この高さになっている可能性があります。

また、エリア別で見ると、例年内定率が高かった関東よりも中部、近畿エリアのほうが今年度は高く出ています。その他地域の内定率も2023卒、2024卒に比べて高く出ており、エリアを問わず内定率が高いことがわかります。

こうしたことから、2025卒の2月1日時点の内定率は、業種や従業員規模を問わず、全体的に高くなっていると言えます。

――卒業年次前年の3月1日から採用広報解禁、6月1日から採用選考解禁というスケジュールがあるなかで、2月1日時点でこれほど内定が出ているのは、政府が要請している就活ルールが守られていないのではないでしょうか。

栗田貴祥さん おっしゃるとおり、今回の調査結果を見ると、必ずしも就活ルールが守られているとは言えない結果となっていると思われます。これにより、就活生の中には、企業の採用スケジュールが見えづらく、混乱を招いている可能性があります。

――調査報告には、学生からは「早期で決まっていく人が多い中で、自身の第一志望は3月までの情報解禁がまだなので続けられるか不安」「行きたい企業の採用スケジュールがはっきりしていない」という不安の声も。

こうした学生に今後、どうやって就活を続けていくか、心がまえや大切なことのアドバイスをお願いします。

栗田貴祥さん 2025年卒の学生に対する企業の採用意欲は高いですから、学生のみなさんは焦る必要はありません。しかも、企業が多様な採用日程を設定していることもあるため、学生のみなさんは志望企業のスケジュールなどを確認し、準備を進めていきましょう。
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