「アンカハス戦は井上拓真として飛躍するチャンス」
バンタム級には現在、井上の他に3人の世界王者が存在しておりいずれも実力者だ。
IBF王者はエマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)、WBO王者はジェイソン・モロニー(オーストラリア)で、ともに世界戦で井上尚弥に敗れた経験を持つ。WBC王者アレハンドロ・サンティアゴ(メキシコ)は、24日のリングに上がり中谷潤人(M・T、26)の挑戦を受ける。
兄の尚弥はバンタム級主要4団体を統一し、スーパーバンタム級でも4団体統一王者となった。
金平会長は「アンカハス戦は井上拓真として飛躍するチャンスでもある。世界のバンタム級戦線で『自分がトップだ』というノロシを上げる良い機会だと思います。アンカハス選手はスーパーフライ級で9度防衛を果たした名選手。捲土重来を狙っているのはアンカハス選手も同じですが、若さと勢いで拓真選手が勝つと思います」と期待を寄せた。