マック「レジ袋」5円で有料化検討 ホテルでは客室からアメニティが消え...消費者のホンネは

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   脱プラスチックの取り組みが加速している。

   日本マクドナルドでは2024年4月から、「2050年までにネット・ゼロ・エミッション達成」のため、長崎県内23店舗でプラスチック手提げ袋の有料化をスタートするとして、話題になった。

   レジ袋有料化のみならず、「プラスチック資源循環促進法」によって、ホテルでは客室に設置されていたアメニティが姿を消す動きもあった。

   こうした脱プラスチックに対して、消費者の意識はどうか。J-CASTニュースBiz編集部は聞き取り調査をおこなった。

  • マクドナルドは長崎の店舗でレジ袋有料化へ。今後、全国での導入を検討するという
    マクドナルドは長崎の店舗でレジ袋有料化へ。今後、全国での導入を検討するという
  • 分別されるペットボトル
    分別されるペットボトル
  • スーパーのレジ袋には意外な再利用法が
    スーパーのレジ袋には意外な再利用法が
  • 節約志向の高い人はマイバックを持参している
    節約志向の高い人はマイバックを持参している
  • プラスチック製品は海洋汚染の危険性も
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  • マクドナルドは長崎の店舗でレジ袋有料化へ。今後、全国での導入を検討するという
  • 分別されるペットボトル
  • スーパーのレジ袋には意外な再利用法が
  • 節約志向の高い人はマイバックを持参している
  • プラスチック製品は海洋汚染の危険性も

東横インでは「マイ歯ブラシ」の持参呼び掛け

   持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals:SDGs)が国連総会で採択された2015年以降、各企業が脱プラスチックの動きを見せている。

   たとえば、日本マクドナルド。「ネット・ゼロ・エミッション達成」に向けて、「ハッピーセット」のおもちゃリサイクルや、コーヒー豆かすを活用した食品リサイクルを実施。このほかにも、木製カトラリー(スプーン、フォークなど)、紙製ストローを導入している。なお、店舗運営に目を向ければ、再生可能エネルギーの導入、省エネ機器の導入などにも取り組んでいる。

   ホテル業界でも、脱プラスチックの取り組みが進む。たとえば、東横インやドーミーインなどではアメニティ(歯ブラシやひげそり、せっけんなど)を客室に置くのをやめ、フロント前にコーナーを設けて、セルフで持っていくかたちに。また、東横インでは「マイ歯ブラシ」の持参を呼び掛けている。使用済みプラスチック製アメニティの回収、リサイクルにも積極的だ。

   そうしたなか、消費者の意識はどう変化したか。J-CASTニュースBizでは、10人に意見を聞いた。

意外な結果? ホテルアメニティなくても気にしていない

   まずは担当直入に、「コンビニ、スーパーでは、レジ袋をもらったり買ったりしていますか? マイバックですか?」と質問した。

   サンプル数は少ないが、10人中6人が「エコバック」派、10人中4人が「レジ袋」派だった。以下のような意見が寄せられた。

「エコバックを持ち歩くのが習慣になっているので苦にならない」(40代・主婦)
「使い勝手が良いので、大きめのレジ袋を買って家のごみ袋に再利用している」(30代・会社員)
「レジ袋は買っている。レジ袋削減で本当に海洋プラスチックが減っているか、ちゃんと調査結果を出すべきだと思う」(30代・会社員)

   続いて、ズバリ「レジ袋や(客室に)ホテルのアメニティを置かなくなったことをどう思うか」聞くと、「なくても気にしない」派が9人、「必要」派は1人だった。こんな声があがった。

「はじめから(アメニティが)おいてなければ、持っていくので気にしないです」(60代・女性)
「出張が多いが、ホテルの特にひげそりの品質がひどいので使っていない。出張の時は自分のひげそりを持っていく」(20代・男性)
「時代の流れなのかなと思うので、アメニティがなくなっても気にしない」(40代・女性)

   今回の聞き取り調査では、エコバックやアメニティに関して、消費者は「必要ない」「節約になる」など、合理的な理由を挙げる人が目立った。裏を返せば、それだけ脱プラスチックの考え方が浸透してきたゆえの結果といえるのかもしれない。

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