脳科学者の茂木健一郎氏が2024年2月21日にYouTube動画を公開し、日本のお笑いをめぐって「成長した方がいいんだって、日本人はもういい加減」などと苦言を呈した。
「小学校5年生の男の子の悪ふざけのお笑い」
茂木氏は「日本人よ、いつまでも小学校5年生レベルの『お笑い』で満足しているんだよ! いい加減成長しろよ!!」という題の動画を公開した。政治風刺の米テレビ番組「ザ・デイリー・ショー」を絶賛した上で、「僕は日本のお笑いについては本当にもう見限ってるんですけど、いかにレベルが違うかってことをちょっと分かってほしいな」と切り出す。
茂木氏は「分からない人は分からなくていい。出羽守って言いたい人は出羽守って言っていい」としつつ、「でも実際にそういう素晴らしい仕事を、しかもリアルタイムでね、やってる人がいるわけですよね」と感想を述べる。
先の番組司会の言葉選びや批評性を支持する一方、「日本には日本の問題がある」「そういうことに一切触れない日本のお笑いって言うのは、小学校5年生の男の子の悪ふざけのお笑い」とバッサリ。「そういうのがあってもいいけど、ど真ん中にあったら...」と断じた。
さらに茂木氏は「松本人志だとかダウンタウンとか吉本(興業)の芸人全般、『M-1グランプリ』、『有吉の壁』。そのあたりにあるお笑いって言うのは小学校5年生レベルでしょ」とも持論を展開。「だからもう成長した方がいいんだって、日本人はもういい加減」と話した。
茂木氏は「分かってる人にはもうすでに分かってるんですよ、日本のお笑いがいかに幼稚かということは」と主張を重ねる。一方、「この国がこのまま沈んでいくの嫌だから俺は言う」といい、「このままだと日本は本当にやばいんで」と苦言を呈していた。
これは素晴らしすぎて感動する。 https://t.co/aaw4g5OLYI
— 茂木健一郎 (@kenichiromogi) February 20, 2024