「レジ袋有料化」の波がマクドナルドにも押し寄せた! 日本マクドナルドは2024年2月19日、長崎県内の佐世保基地内店以外の店舗で、4月からレジ袋有料化を発表。サイズを問わず、1枚5円とする。
発表文には「全国の店舗への拡大を検討してまいります」の文字もある。レジ袋の有料化を嫌った客離れの動きは出るか。
物価高も影響か
消費経済アナリストの渡辺広明氏は、今回の「1枚5円」という有料化は、客離れは起きてもわずかなレベルに留まるとみる。金額が軽微である点が理由だ。客側の負担は多少増えるが、それでも、「待ったなしとも言える温暖化対策のために、マクドナルドがリーディング企業の自負を抱きつつレジ袋有料化を決断した要素はある」とみる。
一方で、こうも指摘した。
「昨今の物価高によって、無料でのレジ袋提供が難しくなったこともあるかと思います」
レジ袋代をメニューに転嫁しなかった点は、次のように評価した。
「レジ袋を使う客は持ち帰り客だけ。受益者負担という観点から見ても、正しいと言えるでしょう」
ユーザーの理解は得られるのではないかと予想した。
(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)