人気お笑いコンビ・オードリーのラジオ番組「オードリーのオールナイトニッポン(ANN)」(ニッポン放送)の放送開始15周年を記念するイベントが2024年2月18日、東京ドームで開催された。現地、ライブビューイング、配信合わせて計16万人が鑑賞する大イベントとなり、Xでは一時、「オードリーANN東京ドーム」がトレンド入り。大成功を収めた。
これほどまでに愛されるオードリーANNの魅力とは。J-CASTニュースは19日、現地で観覧した「リトルトゥース」(オードリーANNのリスナー)歴10年以上の2人に話を聞いた。
「元気が出ない時に聴いて何度も元気をもらっています」
イベント後、SNSには観覧した人からの「感動した」「すごかった」といった感想があふれた。芸人やタレント、関係者らからも称賛の声が多数寄せられた。
イベントを現地鑑賞したあるXユーザーは、オードリーANNを「気持ちを切り替えさせてくれる大切な存在」と振り返った。リスナー歴は10年ほどで、「ラジオをよく聴いていた日々の中でたまたま聴いたオードリーのANNの面白さに驚いて聴くようになりました」という。
ANNについて、「テレビで見せる顔とは違う少しラフな部分と、2人の話をすぐそばで聞かせてもらっているような、親しみを持って聴けるところが大好きです」といい、
「リアルタイムで聴けることはそれほどないのですが、タイムフリーで必ず聴いているほど、わたしの日常の一部です。元気が出ない時に聴いて何度も元気をもらっています。私にとって、気持ちを切り替えさせてくれる大切な存在です」
と明かした。
東京ドームでのイベントについては「正直、当日までどんなライブの内容なのか謎に満ちていました」というが、「当日、様々なゲストの登場やスタッフの方々を見ていて、改めて周りに関わる人々のオードリーへの想いを感じて胸が熱くなりましたし、最後の方で星野源さんの曲・おともだちが流れる中、2人がドームライブに向けて進んでいく振り返り映像が流れましたが、それを観ながら2人の想いを想像して泣いてしまいました」と振り返る。
一方で、運営について「今回のチケット転売に対しての対応に素晴らしく思う反面、紙チケットしかないにも関わらず、紛失やトラブルがあった場合の救済措置が一切なかったようなので、そこはもっと考えるべきでは、と感じました」とも明かした。
イベントの公式Xでは、1月19日と2月16日に、転売など不正行為で入手したチケットは無効となり、違反行為が発覚した場合には警察への通報など対処する旨の警告をしていた。
テレビで見られるのは「お茶の間向けというか、ちょっときれいなオードリー」
もう一人、「オードリーが以前文化放送で担当していたラジオ『シャンプーおじさん』(編注:09年~12年放送)から聴いていた」という、現地参加したXユーザーに話を聞いた。「2008年頃に受験勉強に疲れていたのでお笑いをよく見るようになり、その頃にオードリーを知り、漫才がとてもおもしろかったのでラジオも聴き始めました」という。
オードリーANNの魅力は「テレビでは見ることのできない『生っぽい』2人のやり取りを聞けること」。
「テレビで見られる2人はお茶の間向けというか、ちょっときれいなオードリーだと思います。でもラジオの2人は取り繕っていなくて、若林さんは突然キレるし、春日さんはベンツを小銭も含めたキャッシュで購入するなんていうお茶の間の好感度が下がりそうな話もするし、等身大の2人がワイワイ楽しそうにやっているところを見て、私も笑いますし元気が出ます」
XユーザーにとってオードリーANNはどのような存在か尋ねると、「若林さんがライブの中でも言っていましたが、『心のお守り』です」と答えた。
イベントは、「ステージ裏体感席」で鑑賞したといい、「演者が一切見えないスクリーン裏のチケットだったので、正直な話、ライブビューイングの方が良いのではないかと思ったこともありました」と明かすが、現地に行って考えが変わったという。
「現地で参加して、春日さんに全力のブーイングができたり、星野源さんと若林さんのデュエットにライトを振れたり、それから生でしか味わえない迫力も感じられて、お腹が痛くなるほど笑いました。オードリーを好きでいて、ANNを好きでいて良かった!と心から思えた時間でした」
【再警告・チケット転売につきまして】
— 【公式】オードリーのオールナイトニッポン in 東京ドーム (@AudreyTokyoDome) February 16, 2024
違法行為が発覚したチケットは、順次警察への通報をはじめ、然るべき対応をしております。#オードリーANN東京ドーム pic.twitter.com/R5m54oXKTX