「仕事ができる人」は「優秀な上司」になれない エース社員を一気にダメ上司にしない方法 専門家のアドバイスは

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仕事ができる人間像は 20代女性「家庭と両立」、男性「兄貴肌の人」

   J‐CASTニュースBiz編集部は、調査を行なったアスマークの担当者に話を聞いた。

――多くの人は、なんとなく「仕事ができる人が、必ずしもよい上司になるとは限らない」と感じていると思います。そんな「実感」を明確にグラフに示した手法が見事です。これはなんという調査方法ですか?

担当者 いえ残念ながら、学術的理論に基づいたものではありません。多くの人が漠然と感じている疑問を、定量的なデータに表してみました。昇進検討の際や、昇進後に行う管理職教育の内容を考える際のお役に立てばと思っております。

――「仕事ができる人」に必要な能力の上位に「専門知識・スキル」などがくるのは理解できますが、性別年代別で大きな差が出る点が非常に興味深いです。
たとえば、女性20代ではその後に「協調性」「計画性」「時間管理と効率性」が上位にくる。
それなのに、男性20代では「決断力」「傾聴力」「目的志向」といった違う項目が並びます。なぜ、若い男女で目指す「仕事ができる人間像」がこうも違うのでしょうか。

担当者 20代男女で比べると、女性は「計画性」「時間管理と効率性」といった回答が男性より多く、タイパ(タイムパフォーマンス)重視の傾向がうかがえます。一方、男性は「決断力」「傾聴力」を挙げた人が女性より多く、普段はよく話を聞いてくれ、仕事では果断な「兄貴肌な人」の人物像が浮かびます。
これは仮説になりますが、20代女性は「仕事も家庭も両立しながら、活躍している人」を、目指すべき「仕事ができる人」として考えていることが、タイパ重視の傾向に表れているのかもしれません。
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