「仕事ができる人」は「優秀な上司」になれない エース社員を一気にダメ上司にしない方法 専門家のアドバイスは

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「優秀な上司」に重要だと思う能力トップ5は

   続いて、「優秀な上司」にとって重要だと思う能力を23項目の中から聞くと(5個まで選択可)、性別年代を問わず「リーダーシップ」がダントツの1位に。次いで、「傾聴力」「責任感」「決断力」「問題解決スキル」が続いた【図表2】。

   「リーダーシップ」は、「仕事ができる人」では最下位だったから、「仕事ができる人」と「優秀な上司」とでは、求められる人物像が真逆であることがわかる。

   全体的に「優秀な上司」には、指導力と、人の話を聞く能力、そして統率力が求められる。このほか、男女とも50代では「問題解決スキル」「クリティカルシンキング」を重要視する傾向がみられた。

   こうした結果を踏まえ、仕事に必要な能力のうち、特に「仕事ができる人」と「優秀な上司」の、立場別に重要だと思うものを比較したのが、【図表3】だ。

   これを見ると、「仕事ができる人」には、知識の豊富さや、責任感の強さ、時間管理の上手さなどが求められるが、意外にも指導力や行動力、コミュニケーション力は求められていない。

   一方、「優秀な上司」には指導力、傾聴力、決断力が求められるが、専門的知識・スキルや、仕事に関する「当たり前に高い水準」は求められておらず、必ずしも「仕事ができる人」でなくても、「優秀な上司」になれることがわかる。

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