タモリさんは「地学の専門の学生なんかよりよっぽど詳しいくらい」
赤井さんは「ブラタモリ」で見るタモリさんについて「地学の専門の学生なんかよりよっぽど詳しいくらいの印象」といい、「全体を見渡していろんな特徴に気が付き、岩石などについても非常に詳しい方で、私も感心しています」と称賛した。
赤井さんの教え子や近しい地質や地学の関係者も多く番組に出演しているといい、「番組を媒体にして、市民によく知識を普及していただいて、非常にありがたいなと思います」とも述べる。続けて、
「今、環境問題を捉える上で、市民に(地学を)深く理解してもらうということが、非常に重要な時期になってきていると思います。それこそ、能登半島地震もありましたし。原発問題や海洋汚染など、地学の基礎的なところを理解しているのかというのは、非常に大きなファクターだと思います」
と、一般市民が地学への理解を深めることの重要性を説明した。
「ブラタモリ」制作チームは、「地質学の社会への普及」への貢献が評価され、17年に日本地質学会から表彰されている。
3月に刊行される『最新 地学事典』(この書名に決まりました)に、新項目「ブラタモリ」が掲載されます。地球科学の普及に果たしたこの番組の歴史的意義を、地学事典の利用者に伝えていければと思います。 https://t.co/Y4XrIjw4nh
— Morihisa Hamada (@MorihisaHamada) February 14, 2024