「私がこの手で息の根を止めてやった」 「職場の義理チョコ習慣」問題、Xで大反響...イマドキ日本のバレンタイン事情は

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   2月14日はバレンタインデーでしたね。「女性が好きな男性にチョコレートをプレゼントする日」とされていますが、バレンタインのチョコレートは人間関係を円滑にするために贈られていることも。

   ところがここ数年のX(Twitter)の投稿からは、こうしたバレンタインの目的や考え方が変わってきている傾向が見られます。

   ツイートまとめサービスのTogetter(トゥギャッター)が解説する「3分くらいで分かる週刊X(Twitter)トレンド【J-CAST出張版】」、今回は「バレンタインデー」について掘り下げます。

  • イマドキ日本のバレンタイン事情は
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海外ショコラティエが日本に集まる「チョコ好きのコミケ」に

   バレンタインが近づくと大手デパートで開催される催事では、国内外のチョコレートブランドが多数出展。各店舗にはベルギーやフランスなどからショコラティエが来店することもある大規模なイベントとなっています。

   なかでも規模の大きいジェイアール名古屋髙島屋では、2024年のバレンタインイベントの期間中58万人が来場し、40億円を越える売上を記録したと発表しています。

   そんななか、とあるXユーザーが、2024年に来日したベルギー王室御用達のショコラティエ、ピエール・マルコリーニさんのスケジュールに言及した投稿が注目されました。

来日したショコラティエのサイン会日程が鬼→日本のバレンタインは世界から集まる「チョコのコミケ」になってるって本当? - Togetter

   驚きを呼んだのはマルコリーニさんの来日中の予定。名古屋の会場2か所でサイン会を行った次の日、一日のうちで福岡と札幌の4会場へ移動するというハードスケジュールだったのです。

   投稿を見たXユーザーは日本のバレンタインイベントについて

「全世界の一流ショコラティエが自慢の商品を提げてカチコミに来るチョコレート好きにとってのコミケになった」
「食に異常なこだわりを見せる日本にはうってつけのイベントだよね」

とのコメントを投稿していました。

   さらに別のXユーザーが、日本のデパートで行われるバレンタインイベントについて

「バレンタインが『好きな男性にチョコを贈る日』から『チョコ好きの祭典』に変わってきているのはいい傾向」

と述べた投稿も支持を集めました。

バレンタインが「好きな男性にチョコを贈る日」からだんだん意識が変わってきてるのいい傾向だよね、って話 - Togetter

   投稿ではさらに「年に一度の素敵チョコをなんで配らにゃいかんのだ。自分で食べたいに決まってる」とも続けて書かれています。

   たしかに世界から集まったチョコレートを目の前にしたら、自分で食べてみたいと思うのは自然なことではありますね。

職場でのチョコ交換を廃止した体験談に称賛の声

   バレンタインデーには女性社員が男性社員に義理チョコを贈る――そんな習慣を持つ職場も多くあるようですが、Xではこの習慣に一石を投じたエピソードもあります。

   とりわけ注目されていたのは、職場でバレンタインチョコを渡す習慣を廃止したという体験談。「私がこの手で息の根を止めてやった」との投稿に称賛が集まりました。

『職場のバレンタインデーは数年前に私がこの手で息の根を止めてやった』と言う人に称賛の声「やりたい人だけがやればいい行事」 - Togetter

   投稿したXユーザーによると、職場の男女比率は9:1である中、限られた予算内で女性がチョコを用意するかたちをとっていたようです。もっとも、その後、男性側もお金を集めてお返しを用意しており、双方とも「どっちも得しないイベントだった」といいます。

   さらに「そんなおまけみたいなチョコをもらっただけなのにホワイトデー用にお金を徴収される男性陣も気の毒だった」と感じていたことから、チョコを贈るイベントを廃止にしたのだそうです。

   この体験談には「偉業だろ」「会社関係のそれはなくなったほうがいい」と称賛する声が。このほか、同じように廃止となったという人からは「もらう側も実は気を遣うから、ボクんとこの会社でも(チョコの受け渡しが)廃止されてよかった」と、受け取る側の気持ちを示した投稿もありました。

   こうした声があがっているように、職場でのバレンタインチョコのやりとりが負担と感じている人は一定数いたようです。

子どもの頃に作ったチョコレートを懐かしむ声

   大人にとってのバレンタインの傾向が変わってきたことがうかがえる投稿がある一方、子どもの頃に手作りチョコを作った経験が懐かしい話として共有されることもあります。

   あるXユーザーは「平成女児のチョコレート」として、小さなアルミカップに入った手作りチョコレートの画像を投稿。チョコレートの上には星形のトッピングがのっており、見た目もかわいらしく仕上がっています。

平成女児チョコレートの思い出「ただ溶かして固めた物なのに一番美味しい」「めっちゃカッチカチなやつ」 - Togetter

   このチョコレートは湯煎で溶かした市販のチョコレートを別のアルミカップに流し入れ、最後にトッピングを加えて冷蔵庫で冷やすだけ。

   こんなチョコレートを作った経験があるという人たちからは

「大体の平成女児、初めてのバレンタインにこれを作っているのでは」
「溶かして流し入れるだけなのにおいしいのよ。小学生の頃は8割これだったよね」

と懐かしむ声が。

   また、受け取った側から「小学校の時片思いしてた女子に渡されたコレの味を未だに覚えてる」という投稿もあり、大人になっても味とともに強く記憶に刻まれているようです。

   大人になり、自分で欲しいチョコレートを買って食べるようになったとしても、自分で作ったオリジナルのチョコレートのことは、子どもの頃の思い出として残るものなのかもしれません。

   このようにXの投稿を拾っていくと、自分で美味しいチョコレートを見つけて味わったり、気を遣うくらいなら贈ること自体をやめようと考える傾向が見られます。

   世界中からクオリティの高いチョコレートが集まる環境にある日本のバレンタイン。自分なりの楽しみ方を見つけてみたいものですね。

   以上、Togetterがお送りする「3分くらいで分かる週刊X(Twitter)トレンド【J-CAST出張版】」でした。今回紹介したTogetterまとめを振り返りたい方はこちらからどうぞ。次回もお楽しみに。

【まとめ一覧】

来日したショコラティエのサイン会日程が鬼→日本のバレンタインは世界から集まる「チョコのコミケ」になってるって本当? - Togetter

バレンタインが「好きな男性にチョコを贈る日」からだんだん意識が変わってきてるのいい傾向だよね、って話 - Togetter

『職場のバレンタインデーは数年前に私がこの手で息の根を止めてやった』と言う人に称賛の声「やりたい人だけがやればいい行事」 - Togetter

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