「ボーナスの金額は転職時の会社選びに重要」9割超 人事担当者は「古すぎる」と警鐘

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「ボーナスさえ出ればいい会社、はありえない」

   年間トータルの支給金額を見るべき、という当たり前すぎることをAさんが強調するのは、「賞与の金額さえ大きければ基本給は低くても構わない」といったような本末転倒にも思える「ボーナス至上主義」的な考えを持つ人がいるからだ。

「何かまとまった金額が出る、というだけで会社に大切にされているかのように勘違いしてしまうんですかね。単に『ボーナスが何十万も出る』というだけで、安定したいい会社に入れている自己満足を刺激されているというか、念願がかなっている人もいるようなんですよね」

   ちなみにAさんの会社では、半期に一度の評価によって、次の半期の報酬が決まる「半期年俸制」なので、定期賞与という形でボーナスは支給されないという。

「当社にはボーナスも退職金もありませんが、その代わり給与水準は高めです。給与として支払うべきお金を分割することで、見せ方を変えることに意味を感じないんですよね。もちろんボーナスを『重要な指標』にする人がいてもいいんですけど、『ボーナスさえ支給されればいい会社』という考え方は明らかに古すぎます」
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