人手不足の千葉児相がアピールする「大きなやりがい」本当か 元職員3人がJ-CASTニュースに明かした労働環境

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「決まった対応しかできない」ことが就職時の思いとのギャップに

   千葉県内の児相の心理職で1年間勤務していたBさん(20代男性)にも1月18日に取材した。

   職場の雰囲気はあまり良くなかったといい、「朝、『おはよう』と挨拶をしても返してもらえなかったりしました。あとは、仕事のことを先輩とかに聞きたくても、多忙でいないことが多かったです」と明かした。

   児相での仕事について、「子どもに、いい意味でも悪い意味でも影響を与えられている実感があった」といい、それがやりがいにもつながったと明かす。「公務は法律に準じて活動をしていくというのが大事なところだと思うので、やっぱり対応は画一的になる」といい、どの案件に対してもある程度アプローチするなど良いこともある反面、子どもと関わる仕事がしたいと思い入庁した、当初とのギャップにもなったという。

「(保護した子どもへの対応について)家に子どもを返すとか、親に助言して終わりとか、法律で決まっているのですが、その通りしかできないというところにギャップを感じました。自分はこの子どもに対してはこうした方がいいのにと思っても、そこは公務なので、決まった対応しかできません」
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