ガラケー人気のワケ 安さと求める機能が通話のみだから
――社用携帯電話の機種で、iPhoneがダントツ、しかもiPhoneSEシリーズが圧倒的に人気なのはなぜでしょうか。
また、いわゆるガラケー(フィーチャーフォン)やガラホに根強い人気があることも驚きです。
担当者 社内で共通利用される端末であるため、OSを統一し情報共有などを同じアプリで操作しやすいiPhoneシリーズが選ばれる傾向にあります。社用携帯の導入で重視されるのはコストパフォーマンスです。iPhoneシリーズの中でも特に安価なSEシリーズが選ばれると考えられます。
ガラケーが依然として根強い人気があるのは、求める機能が通話のみであるケースが多いからでしょう。現在、最も安価な端末はガラケーですから、いまだに使われている場所も多いと思います。
――あなたは、仕事ではどんな携帯電話を使っていますか。使い勝手や問題点はいかがでしょうか。また、今後、社用携帯電話市場はどうなっていくでしょうか。
担当者 私は個人の携帯電話で、社用携帯番号(IP電話)を利用しています。業務では通話以外の用途が必要ないため、いつも使っている端末で対応する形で特に問題はありません。
今回の調査で社用携帯電話のシェアでは、大手3社が9割以上という寡占市場であることがわかりました。しかし、乗り換えを検討する理由の上位に料金が挙がっており、コストパフォーマンスを気にする人が多いため、今後は格安スマホを含めたシェア動向が注目されます。
(J‐CASTニュースBiz編集部 福田和郎)