「団結、協力、粘り強さは徐々に変異して弱体化」
このような背景を踏まえ黄氏は「なぜ彼らが最後まであれほど懸命にプレーしたのかがようやく理解できた。内部に問題を抱えたチームはスムーズで効率的なプレーをすることはできない」とし、「選手同士が対立しているため、試合中にアイコンタクトがないどころか、視線が合っていないのでパスに反応できなかった」と解説した。
そして今回の「内紛」騒動を受け「韓国サッカーは今後10年か20年で衰退が加速すると判断している。韓国サッカーの伝統的な精神的な利点である団結、協力、粘り強さは徐々に変異して弱体化するだろう」とし、「忘れてはならないのは、ソンやイのような韓国サッカーのスターらは、もはや韓国で育っていないということだ。東アジアサッカーの光は日本にかかっている」との見解を示した。
黄氏は去就が注目される韓国代表のユンゲル・クリンスマン監督(59)にも言及。複数の韓国メディアによると、韓国サッカー協会はアジアカップベスト4敗退の結果を受け、クリンスマン監督更迭の意見が多数出ており、15日に行われる代表戦力強化委員会で去就が決定する見通しだという。
黄氏は「内紛のニュースは批判の渦中にあるクリンスマン氏にとってある種の救いだ。クリンスマン氏の続投を支援するには十分ではないかもしれないが、少なくとも彼の戦術的無能に対する多くの非難を払拭することになる」と分析した。
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