自動運転タクシー普及までの「中期的なつなぎ措置」に位置付ける
遠くない将来、タクシーは自動運転になるだろう。それまでの中期的なつなぎ措置で、タクシー不足を解消すればいい。地域の公共交通として、バスの自動運転はすぐにでもとりかかるといい。
まず、(2)について、これはやめるべきだ。技能実習制度の大きな問題をさらに拡大することになる。(1)について、あまり知られていないが、今でも地域限定のライドシェアはある。それは一種免許ドライバーで可能だ。これを全国展開すればいい。必要なら日本人ドライバー限定でもいい。ライドシェアのほうが、事前にドライバーを選択できるなどの犯罪防止面でもメリットが大きい。今であれば、会社をリタイアした世代で、ライドシェアできる人は地域には多いだろう。
++ 高橋洋一プロフィール
高橋洋一(たかはし よういち) 元内閣官房参与、元内閣参事官、現「政策工房」会長
1955年生まれ。80年に大蔵省に入省、2006年からは内閣参事官も務めた。07年、いわゆる「埋蔵金」を指摘し注目された。08年に退官。10年から嘉悦大学教授。20年から内閣官房参与(経済・財政政策担当)。21年に辞職。著書に「さらば財務省!」(講談社)、「国民はこうして騙される」(徳間書店)、「マスコミと官僚の『無知』と『悪意』」(産経新聞出版)など。