新NISA、50~60代でも大丈夫! 「時間を味方に」資産を増やすには1位「米国株(S&P500等)」、2位「日本株」/ニッセイ基礎研究所研究員に聞く

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

今後の日本株は、米国株に続く2番目のおススメ

――これまでの試算だと、「国内株式型」(日本株)の成績は芳しくないし、元本割れのリスクもずば抜けて悪い結果が出ています。しかし、現在、日経平均株価はバブル後最高値を更新中で、一時、3万8000円を超えました(2024年2月13日現在)。

日本株への投資が、上記のトップ3である「米国株式型」「先進国株式型」「全世界株式型」を上回る成績を上げる可能性はあるでしょうか。

熊紫云さん その可能性はあると考えます。1位「米国株式型」、2位「国内株式型」(日本株)、3位「先進国株式型」、4位「全世界株式型」の順になると思います。

日本株式の過去のパフォーマンスの悪さは、日本バブル崩壊(1991~1993年)前の日本の株価が異常に高かったということにつきます。たとえば、株価が割高かどうかを判断する指標の1つである「予想PER」は、バブル期は70倍という信じられない数値でした。現在は15~16倍程度と実力に近い数値です。

それに加えて、リーマンショックの影響がかなり長引いたということがあります。一方で、日本株式は2012年末のアベノミクス以降は先進国株式型と遜色ないリターンを提供していますので、今後も同様なリターンが期待できると思います。日本企業の収益力も高まってきています。

これに対して、今後の「先進国株式型」は昨年マイナス成長に落ち込んだドイツ経済等が足を引っ張るでしょう。「全世界株式型」は、それに加えて、米中対立や不動産トラブル等を抱えた中国経済が足を引っ張るとみられます。
姉妹サイト