投球フォームは「大谷翔平と重なる」 中日・梅津に覚醒の予感

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   2年連続最下位からの巻き返しを図る中日で、目を見張る球を投げる右腕がいる。プロ6年目の梅津晃大だ。沖縄・北谷で行われている春季キャンプで2024年2月13日のシート打撃に登板すると、直球は最速154キロを計測。キレ味鋭いスライダーで細川成也から空振りを奪うと、スタンドからどよめきが起きた。

  • 東洋大時代の梅津晃大投手。中日の救世主としての役割が期待されている(写真:アフロ)
    東洋大時代の梅津晃大投手。中日の救世主としての役割が期待されている(写真:アフロ)
  • 大谷翔平選手(2017年2月2日撮影)
    大谷翔平選手(2017年2月2日撮影)
  • 東洋大時代の梅津晃大投手。中日の救世主としての役割が期待されている(写真:アフロ)
  • 大谷翔平選手(2017年2月2日撮影)

安定感ではチーム内トップクラス

   身長187センチの長身から投げ込むフォームは大谷翔平と重なる。実際に投げる球も超一級品だ。だが、アマチュア時代から度重なる故障で投げられない時期が長く、プロ入り後も右肘、右肩の故障で稼働した時期が短い。22年3月にトミー・ジョン手術を受け、1年半のリハビリを経て23年8月に1軍に復帰すると、素質の片りんを見せた。3試合登板で1勝1敗、防御率0.95。直球は常時150キロを超え、140キロ台の高速フォーク、スライダー、カーブをミックスして打者に連打を許さない。安定感で言えばチーム内でトップクラスだ。

「フォームだけでなく、球質も大谷を彷彿とさせます。コンディションを考えると、まだ中6日で稼働するのは厳しい。今季は中10日以上の感覚を空けて先発登板することになると思いますが、能力の高さで言えば球界のエースになれる可能性を秘めています」(スポーツ紙記者)

   東洋大の同級生でプロでは実績が上の上茶谷大河(DeNA)、甲斐野央(ソフトバンク)と比較しても、「潜在能力は梅津が最も高い」と評されていた。今年は覚醒し、中日の救世主になれるか。(中町顕吾)

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