2年連続最下位からの巻き返しを図る中日で、目を見張る球を投げる右腕がいる。プロ6年目の梅津晃大だ。沖縄・北谷で行われている春季キャンプで2024年2月13日のシート打撃に登板すると、直球は最速154キロを計測。キレ味鋭いスライダーで細川成也から空振りを奪うと、スタンドからどよめきが起きた。
安定感ではチーム内トップクラス
身長187センチの長身から投げ込むフォームは大谷翔平と重なる。実際に投げる球も超一級品だ。だが、アマチュア時代から度重なる故障で投げられない時期が長く、プロ入り後も右肘、右肩の故障で稼働した時期が短い。22年3月にトミー・ジョン手術を受け、1年半のリハビリを経て23年8月に1軍に復帰すると、素質の片りんを見せた。3試合登板で1勝1敗、防御率0.95。直球は常時150キロを超え、140キロ台の高速フォーク、スライダー、カーブをミックスして打者に連打を許さない。安定感で言えばチーム内でトップクラスだ。
「フォームだけでなく、球質も大谷を彷彿とさせます。コンディションを考えると、まだ中6日で稼働するのは厳しい。今季は中10日以上の感覚を空けて先発登板することになると思いますが、能力の高さで言えば球界のエースになれる可能性を秘めています」(スポーツ紙記者)
東洋大の同級生でプロでは実績が上の上茶谷大河(DeNA)、甲斐野央(ソフトバンク)と比較しても、「潜在能力は梅津が最も高い」と評されていた。今年は覚醒し、中日の救世主になれるか。(中町顕吾)
/#ベストヒーロー賞#梅津晃大 投手が受賞??
— 中日ドラゴンズ公式?? (@DragonsOfficial) October 19, 2023
\
9/25阪神戦
150キロ超の直球と
スライダーを軸に快投を披露??
8回5安打1失点で自身3年ぶりの勝利??
ケガを乗り越え帰ってきた
梅津投手がベストヒーロー??
皆さまのコメントも特設ページにて公開中です!https://t.co/RwwFwSZ7BF#スーパードライ pic.twitter.com/vNBHRjbuHE