盗難車持ち込み→タイヤ交換中に警察官登場→客逃亡 タイヤショップがJ-CASTニュースに明かした客の素性

半年ほど前から計5回店に来て、いくつかの不審点があった

   実は、この男は、半年ぐらい前から計5回、この店に来ていたという。

   店によると、男は以前、トヨタのハイブリッド車「プリウス」を運転して来て、タイヤ交換をしたこともあった。中古のタイヤとホイールのセットも持ってきたりして、店が4回買い取ったという。そのたびに、店では、男の免許証や保険証を確認していた。

   店長は、男が1月に店に来たときに、不審な点に気づいた。

「客がアルファードを買うと言った翌日には、もう乗って来たことです。店でタイヤとホイールの交換をしましたが、リアのトランクを開けたままで車のナンバーを見せない行為にも見えました。また、スタッフは、エンジンをかけたままの作業を求められ、車のカギがないまま帰ったこともおかしいと思いました」

   車の盗難では、何らかの道具でエンジンをかける行為を聞くため、そのことが疑われたほどだったという。

   盗難車持ち込みがあったときの様子は、防犯カメラに映像として残っており、水戸署に提出したことを明らかにした。この車のタイヤ交換でかかった費用1万5000円については、被害届を出すかまだ考えているとした。

   今回のX投稿について、茨城県警の水戸署は2月13日、取材に対し、同店を警察官が訪れる出動があったことは認めた。詳細については、広報していない個別事案だとして、答えられないとしている。

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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