故障が多すぎる巨人の守護神 大勢は果たして開幕に間に合うのか

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   右ふくらはぎ痛で治療のために春季キャンプを一時離脱していた大勢が再び宮崎入り。3軍の故障班からコンディションを整える。

   まだ焦る時期ではない。故障箇所は軽傷とみられ、開幕までにはまだ時間がある。ただ、長いシーズンを考えると、守護神として1年間稼働できるか不安が残るのも実情だ。スポーツ紙記者は懸念を口にする。

  • 2023年のWBC 1次ラウンドで活躍する大勢。2024年は開幕に間に合うのか(写真:CTK Photo/アフロ)
    2023年のWBC 1次ラウンドで活躍する大勢。2024年は開幕に間に合うのか(写真:CTK Photo/アフロ)
  • 巨人が本拠地にしている東京ドーム
    巨人が本拠地にしている東京ドーム
  • 2023年のWBC 1次ラウンドで活躍する大勢。2024年は開幕に間に合うのか(写真:CTK Photo/アフロ)
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2023年は右上肢のコンディション不良で2カ月半戦線離脱

「能力は申し分ないが、故障が多すぎるのがネックです。アマチュア時代からケガが多かった。新人の22年は大活躍したが、23年は故障で離脱して復帰後に本来の輝きを失っていた。ハードなトレーニングで自分を追い込むことは重要ですが、ケガをして戦線離脱となればチームにとって大きな痛手になる。大勢の場合は故障しないで1年間投げられるかが、最も重要なポイントです」

   関西国際大学では3年秋に右肘の炎症でリーグ戦登板なし、4年春も右肘の疲労骨折で1試合の登板に終わるなど度重なる故障で苦しんだ。ドラフトで巨人が隅田知一郎(西武)の当たりくじを抽選で外し、大勢を「外れ1位」で指名した時は驚きの声が上がったほどだった。だが、22年は57試合登板で1勝3敗37セーブ8ホールド、防御率2.05の大活躍で新人王を獲得。サイドから150キロを超える直球、フォークで相手打線を制圧する投球を見せた。不動の守護神として活躍を期待された23年は6月下旬に右上肢のコンディション不良で2カ月半戦線離脱。復帰後は不安定な投球が続き、27試合登板で3勝0敗14セーブ1ホールド、防御率4.50と前年より防御率が大幅に悪化した。

   阿部慎之助新監督の期待は大きい。今年は完全復活となるか。(中町顕吾)

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