婚活の手段で急成長「マッチングアプリ」と「結婚相談所」、使うならどっち? 婚活経験者は語る

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アプリで婚約「病気だからって諦める必要はない」

   一方、アプリならではの使い方で交際に至った人もいる。

   首都圏近郊に住む30代前半男性のBさんは、昨年都内在住の20代後半女性とマッチングアプリで知り合い、交際1年で婚約を決めた。

「一時期、メンタル系がやられてしまったことがあって、結婚は無理かなと諦めていたんです。でも、コロナ禍で孤独を募らせて思い切ってアプリに登録してみたんです。そうしたら、同じ病気に悩んでいる女性がいて」

   オンラインで症状を打ち明け合ったり悩みを相談したりしながら距離を縮め、実際に会うようになってからは双方の通院に付き添うなどして、お互いの症状を理解し合ったという。

「持病のある人たちって普通の恋愛市場から外されているし、実際よほど症状に理解のある人じゃないと付き合うのは難しい。でも、アプリなら同病の人や病気に理解のある人に出会いやすいし、交際が深まる前にメッセージで早めに病気のことを打ち明けられる」

   Bさんは「病気だからってパートナーを諦める必要はないけど、私の場合、アプリがなかったら難しかった」と振り返る。結婚相談所のように、お互いの「よいところ」をマッチングするのではなく、早めに「弱いところ」をオープンにした方がいいと勧めてくれた。

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