「牛めし」松屋フーズがパスタ専門店オープン すし、とんかつ、ステーキ、カレーと「メニュー」広げる

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   松屋フーズは2024年1月31日、パスタ専門店「麦のトリコ」1号店を神奈川県川崎市に開業した。同社は牛めし・焼肉定食の「松屋」を主力に、とんかつ専門「松のや」、カレー専門「マイカリ―食堂」、すし専門「すし松」、ステーキ専門「ステーキ屋松」など5業態で展開。今度は生パスタ専門店を新たに加えたかたちだ。

   松屋フーズが別業態にどんどん挑戦していく理由を探るため、外食コンサルタントに取材した。

  • (写真)西村尚己/アフロ
    (写真)西村尚己/アフロ
  • パスタ専門店「麦のトリコ」1号店
    パスタ専門店「麦のトリコ」1号店
  • (写真)西村尚己/アフロ
  • パスタ専門店「麦のトリコ」1号店

女性客を視野、従来とは違う客層狙う

   はじめに松屋フーズのここ最近の業績から見てみよう。

   直近の2024年3月期第2四半期の決算短信によると、売上高は590億3100万円で前年同期比15.5%増。営業利益は16億600万円で、赤字から脱出した前年同期からさらに590.5%増を記録した。業績は好調なようだ。

   新規出店数は、牛めし業態17店舗、とんかつ業態4店舗、すし業態2店舗、その他業態2店舗。全店舗合計は、牛めし業態1008店舗、とんかつ業態183店舗、すし業態11店舗、海外・その他の業態30店舗で、2023年12月末時点で合計1244店舗となっている。主力は牛めし業態で、その新規出店が顕著になっている。

   「麦のトリコ」について、同社の2024年1月23日のプレスリリースによると、ターゲットには若い女性を視野に入れ、これまでの男性客やファミリーとは違う客層を狙っているそうだ。

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