イタリアの高級スポーツカーメーカー「アウトモビリ・ランボルギーニ」が日本国内で、改造された車両を「オリジナル仕様に戻すキャンペーン」を実施しているとして2024年1月下旬ごろからXで注目を集めている。実はこのキャンペーン、正規ディーラーが行っている公式のものだ。その狙いをアウトモビリ・ランボルギーニジャパンに聞いた。
「変なランボルギーニが増えてる」「ブランドイメージを崩すな」?
話題の発端は、正規ディーラーの「ランボルギーニ大阪」公式インスタグラムが1月31日に、「LAMBORGHINI ORIGINALIキャンペーン」との企画を宣伝したこと。6月30日まで「オリジナル仕様ではない車両を所有されているオーナーの皆様を対象に工場出荷時(オリジナル仕様)に戻すキャンペーンを実施しています」という。対象はランボルギーニ全車で、見積もりは無料。特典は「パーツなどを特別価格でご提供」「スペシャルイベントへご招待」と案内されている。
添付画像では「富士山麓への雄牛の帰還」という字幕とともに、ランボルギーニが山道を走る浮世絵風のイラストが描かれている。同様の投稿は、ランボルギーニ麻布や名古屋などのインスタアカウントでも行われた。
大阪の投稿はXで大きく拡散され、「中古でカスタムされたやつ買った人向けかな?それとも単純にお前らセンスねぇから戻せってことか?」「純正が一番かっこいい」といった声や、「最近、変なランボルギーニが増えてるからなぁ...」「イカ釣り漁船みたいなランボルギーニとか」「ブランドイメージを崩すな、と怒られております」などと話題になっている。
LAMBORGHINI ORIGINALIキャンペーンについて、アウトモビリ・ランボルギーニジャパンは2月7日、「アウトモビリ・ランボルギーニ、アウトモビリ・ランボルギーニ・ジャパン、そして日本のディーラーが企画した日本限定のキャンペーンです」とJ-CASTニュースの取材に説明した。