家族系YouTubeチャンネル「むに男」(登録者数約8万人)が2024年2月7日に動画を公開し、チャンネルを運営する「むにパパ」さんが、スピード違反で取り締まられ、過去の動画で不満をあらわにしたことについて謝罪した。
「むに男」は3歳の息子・むに男とその両親を中心に、家族の日常などを投稿している。
「めっちゃムカついたけど、まあしょうがねえやって」
発端となったのは、むにパパさんが「一発免停ということになってしまいました」と報告した2月1日公開の動画だ。テロップでは「これは誰にでも起こりうる悲劇...」と記されていた。
むにパパさんによると、一般道を30キロオーバーで走って警察に捕まり、警察署と検察庁に出頭することになった。一発免停かつ罰金は6万円といい、免許センターで1日講習を受けると1か月の免許停止が短縮されるとも明かす。
状況について、山奥にあるキャンプ場から買い出しに行く途中だったと説明。その山道は広い一車線で、自身の車含め数台が同じくらいのスピードで走っていた。突然、数台前を走っていたパトカーにまとめて停車を促され、「スピード違反です」と告げられたという。
むにパパさんは「は?って思って。山奥だし、信号もないし...」と当時の戸惑いを振り返る。買い出しをしたコンビニ周辺に「50キロ」の速度表示を見た記憶はあったが、「前の車も前の前の車も80キロくらいで運転してて、僕も無意識にそれについていってしまってたから80キロ出てて」と明かした。
むにパパさんは「確かに僕ら運転手もメーターをちゃんとね、常に見てないっていうのは確かに悪いことではあるので......」と非を認めた一方で、「なんか非常にモヤっとするというね」と不満をあらわに。
警察からは、停められた全員が一発免停になるラインである30キロちょうどのスピード超過だったと指摘されたという。むにパパさんは「んな事ある!?」と苦笑いしつつ、「だからすごい怒っている人もいました」「僕もめっちゃムカついたけど、まあしょうがねえやって」と話していた。この動画のコメント欄には批判も寄せられた。
「配慮に欠けていたなと、今では深く反省しております」
同チャンネルは7日に「いつも応援して下さっている皆様へ」と題した動画を公開した。むにパパさんが一人で出演し、「人の命に関わる可能性のあった内容だったのにも関わらず、動画内で軽い発言をしてしまったこと、違反で取り締まられた内容を面白おかしく動画投稿してしまったこと、そしていつも動画を楽しみにしてくださっている視聴者の皆様に不快な思いをさせてしまったこと、本当に申し訳ございません」と謝罪した。
問題となった1日の動画について、「視聴者の皆様を楽しませたいといういつも通りの意気込みで動画撮影、編集、配信をしてしまいました」と明かし、「自分の配信者としての感覚が正直ずれているなと思いました」と反省を述べた。
続けて「配慮に欠けていたなと、今では深く反省しております」として、「皆様からご指摘いただいた通り、大きな事故につながる前に止めてくださった警察の方に感謝をし、今後二度と同じようなことを繰り返さぬよう、以後責任感を持った運転、そして動画配信に努めたいなという風に思います」と話した。