SNSでメジャー復帰熱望、DeNA復帰も微妙 「宙ぶらりん」続くバウアーの去就

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   2023年シーズンにDeNAでプレーしたトレバー・バウアーがメジャー復帰を熱望し、自身のXで各球団に売り込みを図った内容が話題を呼んでいる。

   バウアーは「エリート選手やサイ・ヤング賞を取る投手のために複数年契約、何億ドルも資金を掛けられないチームは、リーグ最低年俸で私と契約すれば、他のロースター枠の選手に支払う増額分をゼロにできる。勝ちたいけど大金は払いたくないという球団にとって、もう一つの選択肢だ」とメジャーの各球団にラブコールを送った。

  • DeNA入団時のトレバー・バウアー。去就が宙ぶらりんになっている(写真:AP/アフロ)
    DeNA入団時のトレバー・バウアー。去就が宙ぶらりんになっている(写真:AP/アフロ)
  • トレバー・バウアーのポスト。メジャー復帰を熱望したことが波紋を広げている
    トレバー・バウアーのポスト。メジャー復帰を熱望したことが波紋を広げている
  • DeNA入団時のトレバー・バウアー。去就が宙ぶらりんになっている(写真:AP/アフロ)
  • トレバー・バウアーのポスト。メジャー復帰を熱望したことが波紋を広げている

「トラブルメーカーのレッテルを貼られているので」

   メジャー最低年俸は74万ドル。日本円にすると約1億1000万円で、21年に3年総額1億200万ドル(当時のレートで約107億円)でドジャースに移籍した契約条件を考えれば破格の安さと言える。条件面ではなく、メジャーでプレーしたいという思いを吐露したバウアーに、パイレーツファンなどが「獲得してほしい」とSNS上でラブコールを送るが、実現するだろうか。

   スポーツ紙記者は「メジャーは日本以上にコンプライアンスに厳しい。バウアーはトラブルメーカーのレッテルを貼られているので、獲得に乗り出す球団がなかなか現れないのでは。メジャー復帰が叶わないなら、DeNA復帰が選択肢になってきますが、チーム作りが着々と進んでいる中で交渉をいつまで続けるかという問題があります。他の選手の士気にも関わりますし、今年もDeNAでプレーするかは不透明な状況です」と分析する。

   実力は申し分ないが、去就が宙ぶらりんとなっている右腕に手を差し伸べるメジャーの球団は現れるだろうか。(中町顕吾)

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