マイナンバーカードと運転免許証の一体化 任意だけれど...「リスクが増える」「集約されるなら便利」

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   マイナンバーカード、今度は運転免許証と一体化!? 警察庁が、2024年度末をめどに進めている。こちらは保険証と違い、任意だ。希望しなければ、ひもづけなくてよい。

   「マイナ保険証」は、国家公務員すら利用率が4%と低迷するほど、活用されていない。「マイナ運転免許証」に、どこまで希望者が現れるだろう。J-CASTニュースBizでは現在、生活で車を利用している全国の男女を取材し、意見を聞いた。

  • マイナンバーカードと運転免許証の紐づけはどうしますか?
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  • 運転を楽しむ女性
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個人情報管理に不安で一体化せず

   「マイナ運転免許証」はマイナ保険証と違って、一体化した後に運転免許証を保持するか、破棄するか自分で決められる。ひもづけたら、マイナカードのみ携帯すれば運転できるようになり、警察などに免許証を提示するにもマイナカードで対応できる。

   運転者のメリットは、ほかにも。住所変更手続のワンストップ化、居住地外での迅速な運転免許証の更新手続、優良運転者にとっては免許更新時の講習のオンライン化などを挙げている。

   一体化は「任意」ということで、2024年末にはドライバーは次の3つを判断することになる。

(1)「情報をひも付けせず、従来の免許証を使用」
(2)「一体化して従来の免許証を破棄」
(3)「情報をひも付けし、従来の免許証も保持」

   そこで、免許を持っているドライバー16人にアンケートを取り、どのように対応するか聞いた。結果は、(1)が6人、(2)は3人、(3)が7人となった。

   「一体化しない」という(1)を選んだ人のなかで、京都府在住の男性は「免許証と一体化させることで、マイナカードを紛失することや、個人情報が漏洩するリスクが増えると思う」と話した。また、大阪府在住男性は「マイナンバー(カード)を持ち歩く習慣がないので、免許証の方が便利」と言う。

   一方で、「いまの政府の個人情報管理が信用できない」と、管理体制の不安からひもづけしないとの声も上がった。

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