松屋は、ジョージア料理「シュクメルリ鍋定食」の再販売を、2024年2月6日に始めた。第3回復刻メニュー総選挙1位となった、人気メニューだ。2019年のテスト販売を皮切りに、20年1月に全国販売。21年1月にも再販された。
今回の復活に、最も喜んでいるであろう一人が、在日ジョージア大使のティムラズ・レジャバ氏だ。フォロワー数31万人を抱えるX(旧ツイッター)では、これまで松屋がシュクメルリ鍋メニューを販売するたびに母国の仲間と店を訪れて味わう様子を投稿してきた。J-CASTニュースBiz編集部はレジャバ大使を取材。すると、郷土料理への熱い思いを長文で寄せてくれた。
レジャバ大使「祝メルリ」「真心のこもった郷土料理」
シュクメルリはジョージアの家庭料理で、ニンニクを利かせた鶏のクリームソース煮込みのスタイルだ。宴会の際や、家族でのだんらんの時によく食べられている。松屋の「シュクメルリ鍋定食」では、日本人向けにさつまいもなどを使用。松屋フーズによると「日本のごはんに合うようにソースにこだわり開発」したという。
レジャバ大使を取材すると、「ジョージアは日本での認知度がまだまだ足りません。そして、ジョージアは日本から遠いこともあり、日本に入ってきている情報が決して多いともいえません」という。
「そんななか、シュクメルリが松屋で全国的に紹介されるのは、まさに一石二鳥だと感じています。これはジョージアの名前を知ってもらうだけではなく、同時にジョージアを体験してもらうことになります」
松屋でのメニューを歓迎しており、「多くの日本国民がシュクメルリに触れることを期待します」と答えた。
今回の発売日である2月6日にも、仲間と松屋を訪れたレジャバ大使。Xでの発信は、どんな思いを持っているのだろうか。
「数ある国の中でも、私のアカウントに注目して頂いている状況を特別な気持ちで受け止めています。それはきっとジョージアと日本の関係に特別な可能性を秘めているからだと捉えます。だからこそ、その可能性を開花させるべく、次に何ができるかを日頃から考えて、SNSでの発信にまい進しております」
と明かした。
シュクメルリ鍋定食の復活について、
「祝メルリ」
とユーモアで答えたのち、日本人に向けてこう紹介してくれた。
「ジョージアの真心のこもった郷土料理であるシュクメルリをハートで召し上がっていただければと思います。おいしくどうぞ」