ネットで話題「津田沼店」の未来は
イトーヨーカドーをめぐって、1月、千葉県の津田沼店がX(ツイッター)で話題になった。7階フロアに「サイゼリヤ」以外のテナントが入っていないのではと、その寂れぶりが心配されたのだ。
中井氏は、この捉え方は必ずしも正しくないと指摘する。
「レストランではないテナントはサイゼリヤが入居している7階や、その上の8階には入っています。これは、『津田沼店はもうダメ』ということではなく、『高層階でレストラン』という営業形態が限界ということではないでしょうか」
最後に、中井氏は「SIP型店舗」という、これまでよりも小型の店舗をイトーヨーカドーが展開する点に言及した。この方式は「生鮮食品と日用品を同時に販売する形態の店舗」で、例えるならイトーヨーカドーと「セブン-イレブン」の中間と言えるものだという。この計画が現在、千葉県で進んでいるとのこと。新型店舗を成功させ、いったん撤退した地域に再進出を目論んでいる可能性はあると、同氏は推測した。
(J-CASTニュースBiz編集部 坂下朋永)