夫は家事・育児・介護の時間を分かち合え
――たしかに、大谷翔平選手と比べられたら、たまりませんね。女性にだけ「二刀流を目指せ」という主張も無理難題を押しつけるものです。
川上敬太郎さん 仕事と家庭を両立させようとパートタイムの仕事に就いたとしても、「家事・育児・介護の時間」が負担であることには変わりありません。また、仕事と家庭の両立に悩んでいるのはほとんどが女性です。
しかし、男性育休取得が促進される時代になり、多くの夫たちは今まで以上に積極的に家事や育児など家周りの仕事に取り組むようになってきました。
今後その傾向がさらに進むにつれ、女性にばかりのしかかっていた「家事・育児・介護の時間」の負担は、男性との間で分かち合えるようになっていくことが期待されます。
とはいえ、いまはまだ時代が移り変わる過渡期です。残念ながら、いますぐ劇的に女性の「家事・育児・介護の時間」の負担が軽減されるとはならないかもしれません。いまこの瞬間も「お疲れママ」たちは疲れを溜めていってしまっています。
疲れは、知らないうちにジワジワと心身に負担をかけます。ぜひ無理をせず、意識して休息をとり、お体を労わっていただきたいと思います。
(J‐CASTニュースBiz編集部 福田和郎)