ANA「第3のブランド」の勝算 先行するJAL系ZIPAIRに「エッジ」で差別化なるか

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「別に競合相手に勝負を挑むための路線ではない」→「意識していない、といえばウソに」

   バンコク、ソウル、シンガポールの3都市は、すでにZIPAIRが乗り入れている都市でもある。この点を指摘された峯口氏は、「別に競合相手に勝負を挑むための路線ではない」。乗り入れを決めた理由を改めて説明した。バンコクは互いの国民感情が良好な上に需要が旺盛、ソウルは1機しかない機材の稼働率を上げる上で適切で日韓関係も好調で需要が見込める、などと説明。シンガポールは「日本が大好きな人が多い」とした。

   ただ、別の記者から

「ZIPAIRのことを意識しているのか、していないのか」

と聞かれると、「意識していない、といえばウソになりますよね」。その上で

「我々は非常にエッジを効かせたサービスやブランドになっているので、そういったところを、お客様に選んでいただけるエアラインになっていきたい」

などと話した。意識しているポイントについては、次のように話した。

「やはり路線がかぶっていますから、どちらを選ばれるのかな...?というのはありますよね。やはりこれは競争ですから、相手を意識するのは当たり前ですけど、エッジを効かせていると...。このエッジを一度体感していただくと、やみつきになってくれるのではないかと期待している」

   初便のバンコク便は往復ともに満席の予約が入っており、2月のバンコク線は90%台で推移しているという。

(J-CASTニュース編集部 工藤博司)

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