韓国メディアがサッカー韓国代表ユンゲル・クリンスマン監督(59)に対して一斉に集中砲火だ。AFCアジアカップ準決勝が2024年2月7日(日本時間)にカタールで行われ、韓国が0-2でヨルダンに敗れ64年ぶりのアジアカップ優勝はならなかった。
韓国はヨルダンを1次リーグE組第2戦で対戦し2-2のドローに終わった。韓国はE組2位、ヨルダンは3位で通過し決勝トーナメントにコマを進めた。今大会2度目の対戦は、後半22分にヨルダンが先制し同22分に追加点。韓国はボール支配率で上回るもゴールが遠くベスト4で敗退した。
「驚いたことに大惨事の終わりにクリンスマン監督は笑顔だった」
今大会はエースのFWソン・フンミン(31)を中心に韓国の至宝と称されるMFイ・ガンイン(22)、DFキム・ミンジェ(27)ら世界的なプレイヤーが顔を揃えた。64年ぶりの優勝が期待されたものの、1次リーグは2位通過でベスト4敗退。韓国メディアはクリンスマン監督の采配を敗因とし、厳しい論調で「責任」を追及した。
スポーツメディア「スポーツ朝鮮」(WEB版)は「笑いが出てくる?クリンスマン、ドーハ惨事にも微笑んだ」とのタイトルで記事を公開。「驚いたことに大惨事の終わりにクリンスマン監督は笑顔だった」とし、「試合に負けて怒ったファンの反応とはかけ離れた姿だった」と伝えた。
NEWSIS(WEB版)はクリンスマン獲得の戦略を厳しく批判。「戦略も戦術もなかった...欧州勢だけを酷使した『無色無臭』のクリンスマン」とのタイトルで記事を展開した。記事では「監督の力量差が決定的だった」と指摘し、「敗因は戦術、戦略の細かさの欠如を挙げることができる」と解説し、次のように敗因に言及した。
「クリンスマン監督は1次リーグで展開した戦略をそのまま持ち出し、ソン・ソンミンなどレベルの高い欧州勢の個人能力だけに頼った」とし、「負けた責任は完全に『無色無臭』の戦略と戦術を持ち出したクリンスマン監督にあり、監督は自信を持って優勝を口にしたが、何も成し遂げられず手ぶらでカタールを去ることになった」とした。