X上の「不適切な投稿」を名指し、賠償請求の準備も... タマホーム「発表文」の異例

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   X上で「不適切な投稿」があったとして、住宅メーカー大手のタマホーム(東京都港区)が、Xアカウントを名指しして、損害賠償請求の準備をしていると異例の見解を公式サイト上で発表した。

   その中身は明らかにしていないが、モデルルームの一部に不備があったとの投稿を指すとみられている。一体なぜこのような見解を明らかにしたのだろうか。

  • タマホーム本社(写真:アフロ)
    タマホーム本社(写真:アフロ)
  • タマホーム本社(写真:アフロ)

モデルルームについて、施工に疑問符を付けるような写真を投稿

   「X(旧 Twitter)上における当社に対する不適切な投稿について」。タマホームは2024年2月2日、こんなタイトルでニュースリリースをサイト上に載せた。

   そこでは、投稿者の在住県名やアカウント名を挙げて、「当社に対する不適切な投稿がなされました」と報告した。そのうえで、「本件に関しまして現在警察に相談を行なっており、また損害賠償請求の準備を行なっていることをお知らせいたします」などと述べている。

   発表で挙げられたXアカウントでは、タマホームのモデルルームを見学したところ、階段のところでネジが1本、頭の部分がむき出しになっていたと、1月下旬に写真の投稿があった。そして、同社の施工に疑問符を付けるような指摘をしていた。

   その後、この投稿者は、タマホーム側からそのようなネジはないので投稿を削除してほしいと電話などで求められたとし、その後の削除をめぐる一連のやり取りや同社への不満を書き込んでいた。

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