ゲーム、エンタメ、イメージセンサーが主力
2000年代後半から、ソニーは業績が低迷。一時は赤字に転落し、リストラや不採算事業の整理を実施して次第に業態の転換を図った。
年度別決算資料で最新の、2022年度の連結業績概要を見てみよう。売上高は11兆5398億円、営業利益は1兆2082億円だ。分野別売上高で最大なのは、ゲーム&ネットワークサービス事業で3兆6446億円。以下、音楽事業1兆3806億円、映画事業1兆3694億円、エンタテインメント・テクノロジー&サービス(ET&S)事業2兆4760億円、イメージング・センシング・ソリューション(I&SS)事業1兆4022億円、金融事業1兆4545億円、その他876億円となっている。
次に、2023年上半期連結業績発表資料に掲載されている分野別構成比。ゲーム&ネットワークビジネス29.1%、音楽13.0%、映画12.4%、ET&Sは20.2%、I&SSは11.1%、金融13.5%、その他0.6%。現在の事業の柱はゲームのハードとソフト、コンテンツを中心にしたゲーム&ネットワークビジネスとなっている(図表2)。