発売前の雑誌などの内容をスキャンして無断でサイトに公開する、いわゆる「早バレサイト」をめぐり、2024年2月4日に外国籍の男2人が著作権法違反容疑で逮捕された。
逮捕を受け、集英社は2月5日、「国際的海賊版早バレサイトに係る容疑者逮捕の報道を受けて」と題した声明を発表した。
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集英社が発表した声明。容疑者逮捕を「問題解決に向けた大きな前進と考えており、『早バレ』ルートの解明が今後の被害抑止につながることを期待するもの」と高く評価している -
週刊少年ジャンプの最新号（編集部の公式Xから）
「著者も大変心を痛めており、弊社として極めて問題視」
集英社の発表によると、熊本県警察・新潟県警察合同捜査本部が都内法人の会社経営者らを著作権法違反の疑いで逮捕。容疑者は、集英社発行の「週刊少年ジャンプ」を発売日前に入手・デジタルデータ化し、海賊版サイトへ無断アップロードしていた疑いが持たれている。
逮捕された男らによる漫画データの無断アップロードについて「現在、『早バレ』流出源に関する捜査が進められています」とし、「早バレ」の問題について以下のようにつづった。
「漫画雑誌の内容が正式な発売日の前に違法アップロードされる『早バレ』は、SNS 等を通じた拡散を伴い、発売日を心待ちにされている読者の皆様の楽しみを奪うものです。著者も大変心を痛めており、弊社として極めて問題視しています。」
容疑者が逮捕されたことについて「問題解決に向けた大きな前進と考えており、『早バレ』ルートの解明が今後の被害抑止につながることを期待するもの」としている。
今後の対応についても「弊社はこれからも著者が心血を注いで作り上げた作品とその権利を守り、読者の皆さまに漫画を適正な形で楽しんでいただくことができるよう、あらゆる対策を積極的に講じてまいります」とした。
ファンからも問題解決に期待寄せる声
インターネット上では、週刊少年ジャンプで連載中の人気漫画「呪術廻戦」や「ONE PIECE」などの「早バレ」が問題視されていた。
今回の逮捕を受け、SNSでは早バレ問題の解決に期待を寄せる漫画ファンの声が相次いでいる。
「それくらい...て思われる方もいるかもですけどこれ絶対今根絶しとかないと今後来るワンピ最終回を絶対に早バレで全部流したりするからな。会社的に損失でかいと思うんだよな」
「これ毎週水曜日辺りから流れる早バレにビクビク怯えなくてよくなったってこと...？ 5日前から発売する店側もどうにかしてくれない？」
「早バレに逮捕者が出て、集英社が声明出して対策する いい流れだしこのまま早バレ根絶できたらいいな」
「早バレはきちんと正規で楽しんでる人達の特権を奪う行為。罰せられて当たり前。違法サイトで見てる人たちもこれを機に重罪だってことを理解して欲しい」
「まだ一部だろうけど早バレや違法アップロードが少しでも減ってくれてよかった」
週刊少年ジャンプ10号本日発売??
— 少年ジャンプ編集部 (@jump_henshubu) February 4, 2024
?連載3周年＋第二部絶好調記念??
表紙&巻頭カラーは『ウィッチウォッチ』??
センターカラーは『キルアオ』劇場版公開直前??古舘春一先生描き下ろし読切『ハイキュー!!番外編』『カグラバチ』??
※今週の『ルリドラゴン』『僕のヒーローアカデミア』は休載します pic.twitter.com/vVeQoFnnY2