サッカーの元日本代表DF田中マルクス闘莉王氏(42)が2024年2月4日にユーチューブを更新し、アジアカップ準々決勝戦でイランに1-2で敗れた日本を「非常に恥ずかしい」と酷評した。日本は前半に1点を先制するも後半2失点で逆転負け。3大会ぶりのアジアカップ制覇はならなかった。
「デカい目標を言っている場合じゃない」
試合は前半28分にMF守田英正(28)がペナルティエリア中央から右足を振り抜き先制のゴールを決めた。1-0で前半を折り返した日本は後半に入るとリズムが崩れイランに押し込まれる場面が目立ち始めた。後半10分に同点に追いつかれると、アディショナルタイムにPKを献上し逆転負けを喫した。
優勝候補筆頭に挙げられるもまさかのベスト8敗退。闘莉王氏は敗因を森保一監督(55)の采配とし、独自の視点から起用法などに言及した。
闘莉王氏は「どう見ても実力でいえば圧倒的に日本の方が上だと感じたが、今回の試合を振り返ってみると、イランのチャレンジに日本は押し込まれて抵抗できなかった。ワールドカップでベスト4とか優勝とかでっかい目標を口にしているけどやっぱりまだまだ一歩一歩前に進んでいかないと、そんなデカい目標を言っている場合じゃないと、今日のゲームで感じました」と率直に振り返り、次のように持論を展開した。
「日本は失点してからバタバタして森保監督もカードを切るのが遅かった。完全に流れを持っていかれてから選手交代をした。遅かった。そこも後半戦の逆転の原因になった。色々ローテーションとか言っている中で選手も後半バテていた。イランの勢いを止めることができなかった」
「圧倒的に日本が1番良いサッカーをしている」はずなのに
選手起用に関しては、GK鈴木彩艶(21)の先発と、FW前田大然(26)を左サイドで起用したことを疑問視した。鈴木は21歳の若さで今大会5試合全てに先発出場。日本は1次リーグで5失点、決勝トーナメント2試合で3失点と計8失点した。
闘莉王氏は「負けたのは監督の責任」と断言し、「流れを全く悪いまま自分たちに流れをもう一回引き戻せるだけのことをしてくれなかった。それが1番だめだった。勇気をもって先にカードを切るなり流れを自分たちに引き戻すなり、それが監督の見せ所だし監督の仕事。それがダメだった。今日の負けは森保監督の責任で間違いない」と辛辣に評した。
そしてスタッフからの「森保体制でこのまま次のワールドカップを目指すべき?」との問いには「これは森保監督でいきましょう」と即答するも今大会の結果に不満げな様子で「でもこれは恥ですよ」とバッサリ切り捨てた。
「日本代表が今目指しているところ、目標にしているワールドカップの位置を考えると、アジアカップベスト8で終わることは非常に恥ずかしい。圧倒的に日本が1番良いサッカーをしている。韓国、イラン、カタールよりも日本代表のレベルが上。韓国とは10回やれば9回は勝てる。それぐらいのレベルまで来た。ベスト8で終わってしまうのは監督としてはダメだと思います。日本代表としてもダメ」
今大会は韓国、ヨルダン、イラン、カタールがベスト4に進出し、6日の準決勝戦で韓国とヨルダン、7日の準決勝戦でイランとカタールが対戦する。
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— DAZN Japan (@DAZN_JPN) February 3, 2024
アジアカップは簡単ではない
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痛恨の同点弾献上...
アズムンのパスにモヘビが抜け出す
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