JALは「新しい日本の翼」、新路線の飛行機は「太平洋のクーリエ」
英語版の時刻表も展示されていた。JALのことを「WINGS OF THE NEW JAPAN」(新しい日本の翼)、新路線を飛ぶDC-6B型機を「Pacific Courier」(太平洋のクーリエ=急使)と表現し、次のようなうたい文句を掲げていた。
「太平洋を横断するスムーズで快適なルートです。快晴の中、巨大な与圧装置付きDC-6B『クーリエ』が、天候に左右されることなくお客様をお連れします。
興味深いルートでもあります。エキサイティングなサンフランシスコからロマンチックなホノルルへ(途中降機できます!)、そしてウェーク島を経由して東京へ直行します。サンフランシスコでは、北米・南米の主要航空会社がJALの『クーリエ』に接続します。
東京からJALの内地路線(home services)で、沖縄や日本の他の都市に向かうこともできます。また、東京からは、世界を代表する航空会社が、東洋、オーストラリア、ヨーロッパなど世界各地への直行便も運航しています」
JALの赤坂祐二社長は式典で
「70年で大きなネットワークを広げることができた。本当に小さな飛行機で始めたわけだが、 日本と世界をつなぐ翼として、長年にわたっていろいろな苦労もしながら、今日に至った。戦後の日本の発展、あるいは日本人の皆さんのいろいろなところでの貢献、世界貢献、こういうものに対して、 多少なりともお手伝いができたのでは」
などとあいさつ。記念品を手渡しながら乗客を見送った。この日のフライトは、ホノルル行きのJL74便。3クラス(ビジネス、プレミアムエコノミー、エコノミー)、239席を備えたボーイング787-9型機で運航された。乗客乗員226人(うち乳児6人)を乗せて21時頃、羽田を出発。6時間ほどかけてホノルルに到着した。
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)