万引きが横行するセルフレジ、欠点はどこに
セルフレジが導入されている店舗では、必ず近くに店員が控えており、操作に戸惑う客のサポートにあたっている様子が見られます。店員がレジまわりにいる理由はそれだけではなく、万引きが発生しないよう見張る役割もあるようです。
たとえば2022年10月10日付の読売新聞では、セルフレジで万引きが横行していることが報じられ、この記事を受けてセルフレジの問題点を挙げる声が集まりました。
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スーパーで働く人たちなどからは
「うちはセルフ(レジ)9台に対し店員一人(で見張っている)。よく見てないと普通に(万引きを)やられる」
「スキャンしたつもりが出来ていなかったということも普通にあるから、よく見ないと気づけない」
といったコメントが。また、家族がスーパーで勤務しているという人からは
「軽度認知症の高齢者など、悪意なく万引きしてることも増えてるみたいね。あと逆に財布、現金入れた封筒を忘れていく人もめちゃくちゃいるらしい」
という深刻な話も出ており、スーパー側の苦労が垣間見えてきます。
◆セルフレジには客側の抵抗も
また、客側がセルフレジに対する抵抗を強く感じているという話も出ています。
翻訳家の村井理子さんは、「義母も義父も、コンビニには行けなくなってしまった。カードやポイント(についての)画面操作が必要だから、怖くて行けないらしい」と投稿。これを受け、セルフレジの操作に関する経験や感想を語るコメントが集まっていました。
父も母も最近のレジが複雑すぎて買い物に行けなくなってしまった→みんなの前で複雑なUIにまごつく怖さ - Togetter
高齢の家族がいる人たちからは「うちもセルフレジがある店には行かなくなった」との声が。「うちの母も、買い物に行くとセルフレジが難しいし、カードがどうとか、いろいろ聞かれてわからないから買い物行くのが嫌になるって言ってる」のだそうです。
また、「ご老人が問題にされがちだけど、若くてもIT機器が苦手で極力使用しないでいる人も、一定数いるんだよ」という声もあります。会計操作に加え、ポイントカードなどのセルフレジに抵抗を感じているのは高齢者だけとは限らないようです。
また、有人レジの利点を挙げながら「客にやらせて、スキャン漏れで損失が出るくらいならレジ要員増やして、対面レジに戻した方が良いんじゃないかなって思う時もある」とのコメントもあり、これにも共感の声が寄せられていました。