いまや小学高学年スマホ所有率は4割超え 初スマホに5つの心配事が...防ぐコツは?専門家に聞いた

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親の心配「健康」「依存」「友人関係」「悪質サイト」「課金」

――なるほど。しかし、小学生にスマホを持たせることに関しては、親の心配は尽きないですよね。

水野一成さん おっしゃるとおりです。これまでの調査では、親の心配は大きく2つあります。

1つは、子どもの健康面への影響です。「長時間利用による目や脳など、さまざまな健康への悪影響」と「常に視聴を優先する、スマホ依存にならないか」という不安ですね。

2つ目が情報の取り扱いです。具体的には「LINE、メールなどの投稿内容から友人とトラブルになること」や「子どもが個人情報を公開してしまうこと」などを心配しています。

そのほか、「悪質サイト・アプリの見分け方」や「QRコード決済や課金・ネット購入などお金の使い方」を不安視する親も多いです。

――心配のタネが尽きないですね。小学生にスマホを持たせることで、親が考えなくてはならない一番大切なことは何でしょうか。

水野一成さん 子どもが利用するうえでのルール決めです。とくに最初が肝心。しっかりと話し合って、親子で納得するルール作りが必要と思われます。最初は、閲覧内容のフィルタリング、コンテンツの購入・ダウンロードの制限ができる、ペアレンタルコントロールサービスを利用するのも方法です。

また、子どもの利用シーンの拡大、進級のタイミングでの見直しも大切ではないでしょうか。さらにルールを破った時の対応も合わせて考えておきたいです。

(J‐CASTニュースBiz編集部 福田和郎)

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