「あってはならないことですが、先生が選ばれた意志は尊重いたします」
続けて「私は脚本問題に対して先生が経緯を綴られたことを皆さんとおそらく同じようなタイミングで知りました」とし、「真っ先にすべきことは、先生の心とこれから生み出される作品たちを守ることと考えました。声を上げずに出来るだけ早く落ち着くのを信じて待つこと。一つ一つは小さな善意の声でも燃料を得て大きくなった火には方向のコントロールは効かず火を好む無関係な方々も引き寄せる力がある為です」と書き込んだ。
「先生が一息ついて落ち着かれた頃に、出版社さんを通して少しでも楽になれるような言葉を届けられたらと思っていました。僭越ですがもしご縁があれば、私のような小さな作家でも何かお話くらいはお聴きできるかもしれないとも。みんな、みんな、先生の味方ですよ。私もそうです」と悔やんだ。
「遅かったことを後悔していますが、面識もないただの同業者でしかない私にはできることが何一つなかったタイミングであることも理解はしています」と振り返った。
「作家として生きることを選んだ者の、どんなに近しい人にも本質的にこころの奥底から理解してもらえない孤独を。あってはならないことですが、先生が選ばれた意志は尊重いたします。先生が今解放されて安らかでいらっしゃることを願います。お疲れ様でした」と労った。