被災地のペット一時預かり、ボランティア団体も尽力 発災から1か月、保護された猫の現状は

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飼い主の前では「すりすりの仕方が全然違う」

   預かった猫たちの様子も聞いた。担当者は、14歳の猫「モモちゃん」について教えてくれた。

「飼い主さんと離れて1~2日で慣れてはくれました。ただ、何かの拍子で攻撃的になったり、他の猫を全然受け付けなくて近寄っていくとシャーシャー言うんです。ある日病院に連れて行くと、エイズが発覚して、腎臓の数値も悪く、入院することになりました。点滴や処置をしてもらって、次の日にすぐに退院できたのですが、病院には飼い主さんも来られました。そしたら、私たちに慣れたとはいえ、飼い主さんとはすりすりの仕方が全然違っていて。可哀想ですが、しょうがないよねと思います」
「猫ちゃんからしたら、全く違うところに連れていかれて、本当にわけわからないですよね。 モモちゃんもそうですが、今まで周りに猫は自分1匹で、ほかは人間の中で育ってきた子もいます。ずっとそうして生きてきたのに(預かり先は)猫がいっぱいで、神経ピリピリだと思います」

   避妊手術や検査、ワクチン接種などを終えていない猫もおり、団体が病院に連れて行ったが、「環境が変わりすぎてすぐには行けなかった」。迷い猫に関しては、衰弱してしまっているなどの事情から、手術を行えていない状況だという。

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