被災地のペット一時預かり、ボランティア団体も尽力 発災から1か月、保護された猫の現状は

来店不要なのでコロナ禍でも安心!顧客満足度1位のサービスとは?

   能登半島地震では、被災者にとって家族の一員でもあるペットへの対応も重要だ。岸田文雄首相はX(旧ツイッター)で2024年1月22日、この点に言及し、石川県獣医師会が被災者を対象に行っている取り組みを紹介した。ペットを動物病院などで最長1か月無料で預かる取り組みだ。こうしたペットの一時預かり支援は獣医師会だけでなく、さまざまなボランティア団体も行っている。

   J-CASTニュースは、猫の一時預かり、保護を行う富山県南砺市のボランティア団体「にゃんと・ボランティアネットワーク」の事務局の担当者に支援の現況を聞いた。

  • 被災者から預かった猫 にゃんとボランティアネットワーク公式X(@VolunteerNyanto)より
    被災者から預かった猫 にゃんとボランティアネットワーク公式X(@VolunteerNyanto)より
  • 被災地で保護した迷い猫 にゃんとボランティアネットワーク公式X(@VolunteerNyanto)より
    被災地で保護した迷い猫 にゃんとボランティアネットワーク公式X(@VolunteerNyanto)より
  • 被災地で保護した迷い猫 にゃんとボランティアネットワーク公式X(@VolunteerNyanto)より
    被災地で保護した迷い猫 にゃんとボランティアネットワーク公式X(@VolunteerNyanto)より
  • 被災者から預かった猫 にゃんとボランティアネットワーク公式X(@VolunteerNyanto)より
  • 被災地で保護した迷い猫 にゃんとボランティアネットワーク公式X(@VolunteerNyanto)より
  • 被災地で保護した迷い猫 にゃんとボランティアネットワーク公式X(@VolunteerNyanto)より

「潜んでいた猫たちが落ち着いて、猫がウロウロと出始めている」

   この団体は、石川県獣医師会より約1週間早い1月7日に受け入れを開始した。事務局の担当者によると、26日の取材時点で、これまでに15匹預かってきており、うちすでに5匹は飼い主の元に返したため残りは9匹。また、そのうち3匹は返すめどが立っているという。

「(猫の受け入れの)情報を発信しても、珠洲市や輪島市の方ではネットが切れていて、なかなか(情報が)伝わらなかったです。最初の一時預かりは、県外にいる被災者の身内から電話連絡が来てやり取りしました。特に珠洲市からだと、当時はどれだけかかるかわからないような道路状況だったのですが、どうにかして連れてきてもらいました。なので、早い時期に移動できた方たちは、引き取りも早かったです。今、道路状況が少し良くなってきたので、(引き取りの)目処が立たないという感じの方々がこれから来るような予定です」

   被災地入りしたボランティアからは、現地の情報も入ってきている。「猫がウロウロと出始めている」といい、「今ようやく、潜んでいた猫たちが落ち着いて、ウロウロと出てきたみたいな感じです。(地震があった直後は)怖くて動けなかったと思います」と明かす。団体でも飼い主がいたであろう迷い猫を保護している。

姉妹サイト